就職難ではなく採用難

確かに,ひどい学生が多い会社はありますね.でも,昔の学生よりも今の学生が劣っているとは思えない.ただ単に企業側の閾値が上がっているように感じます.

就職難ではなく採用難・・・就職戦線異常あり!?
http://kodansha.cplaza.ne.jp/broadcast/special/2003_12_17/content.html
「世間では就職難だと声高にいっていますが、実は企業側から見れば採用難なんです。自分たちの採りたいと思っている学生がほとんど市場にいない。
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先日、あるアパレル企業が100名の募集を行ったにもかかわらず内定を出したのは25名でした。本来ならあと75名の採用枠があるのですが、採用レベルに達しないんですよ。ちなみに学生は3000名も受けにきていました.
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今まで国家II種という試験は東大生や大学院生はあまり受けませんでした。それが今では受けるようになっているし、地方の国立大学では国家・種や県庁だけでなく、市役所を受ける大学生も多くなりました
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今は就職が大変だ、内定もらうのが難しいといったことを先輩から叩きこまれている世代だと思います。3年から目の色が変わってきますね。今は名前を知っている会社を受けても受からないから、自分が合うところを自分で探したり、インターンに行く学生が増えていると思います
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働く場への参画に構想を描けない学生が大多数のためか、不安定な生活に甘んじるフリーターは急増している。15歳〜34歳で209万人(2002年厚生労働省調査)、その中で20代は154万人だ。1999年の調査では15歳〜34歳が151万人、20代は117万人で、「20代前半が増えている」(厚生労働省)。
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学生を取材していて共通して気になったことがある。「世の中が不況だという感覚はあまりありません」と多くの学生が答えるのだ。世の中のことや社会常識を知らないということだ。また、「自分も松井やイチローのようになれる」という感覚を持っている若者も多いという。
「小さいころの夢と就職活動を一緒にしていることが問題です。みんなイチローとか松井にいきなりなれると勘違いしちゃうわけですよ。今は誰だってオーディションやプロテストを受けようと思ったら受けられるんだから、チャンスは平等なわけです。だけど能力には差があります。それで、なれないと気がつくととたんに就職活動をやめてしまうわけですよ。マスコミ志望で今年はダメだったから、来年も目指そうという考え方すらしなくなってきています。どういう業種に入りたいという認識があって、そのためには何が足りなかったのかということを認識できれば、次の年も努力できるけど、彼らはただ入りたいだけで、その自己認識が甘すぎるんです。しかもいい大学に入った人ほど、イチロー、松井になれると勘違いしやすいんです」
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「就職攻略本のマニュアルが透けて見える学生は排除する。自分を持ってなければならない。個性を大切に、周りの意見に流されない信念を持つこと」
学生に求めるものをたずねたところ、ある大企業の人事部長は即座にこう答えた。
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