挨拶

一生懸命やったからって 結果はいっしょではない。どうも梁神です。こんにちわ
昨日のOB会で先輩と話して思っていたこと。先輩は安全管理*1は、どこがやっても、みんな一生懸命やってるんだから 事故が起こるかは時の運。みたいな話しをされていた。確かにそれは一理あって、特に土木分野の安全管理は現場にあれだけ、技術屋がでていて、それぞれがBESTの仕事をしているならば、起こる確率は低く事故に対する確率みたいなものはいっしょだと思う。しかし現実問題としては、現場はできるだけ安く良いものを早くあげるという使命を負っている。その上、現場の技術者もともすれば自分が楽に作業をする、早く家に帰ることが出来る手法を選びがちである。これは、今までの事故例(もんじゅにしろ 三菱自動車にしろ)を見れば否定できない事実である。この様な、「安全意識とそれに伴う技術は風化する」という環境の元たとえ1%であろうとも、事故の確率を減らすことが重要であると思う。であるから、だれがやっても、どの会社でもいっしょ。というのはある意味真実であるが、本当の意味では真実でない。そう思うところからその会社の安全意識の風化は始まるし、ヒヤリの一歩に近づく。これは決して同じではない。なぜならハインリッヒの法則*2によれば、このヒヤリが重大事故の第一歩になる。どこでもいっしょではないし、事故は時の運もあるが、やはり普段の行いから生じると考えるのが妥当な所であろう。
そういった意味で、うちの分野*3の安全管理はまだまだなのかなぁ・・・と思った。

*1:整備も含め

*2:1件の重大災害(死亡・重傷)が発生する背景に、29件の軽傷事故と300件のヒヤリ・ハットがある

*3:土木