土質

二次圧密

テルツァーギの圧密理論では粘土の圧密は脱水によるとされているが,その後粘土の骨格のクリープ変形を主体とした沈下が継続する事がある.後者を二次圧密という.

膨潤圧

粘土は吸水膨張して体積を増大するが,その膨張をさせないために必要な拘束圧をいう.モンモリロナイトは高い膨潤圧があり,その性質を用いて各種安定液の製造に用いられる.塑性指数(液性限界と塑性限界の差)が大きいほど,槌が高密度であるほど,低含水…

斜面破壊

斜面先破壊:滑り面の先端が斜面先を通る破壊で傾斜が比較的急な斜面に多い 底部破壊:すべり面の先端が斜面先から離れた地表面にあらわれる。また、すべり面は硬い地層に接しており、斜面の傾斜が比較的緩い粘性土層に多い。 斜面内破壊:すべり面の先端が…

CBR

締め固めた土の強度の指標としてCBR(california Bearing Ratio)を用い、舗装の厚さには設計CBR、材料どの良否の判定には修正CBRが用いられる。 締め固めた土の貫入量2.5mmにおける加重強さを標準加重強さ(6.9[MN/m2])で除して%表示し…

土の破壊

全般せん断破壊は密な砂地盤や固い粘土地盤で突如沈下が始まるもので,長くて浅い基礎の場合その危険性がある 局所せん断破壊はゆるい砂地盤ややわらかい粘土地盤で徐々に沈下が始まるもの.緩い砂地盤や軟らかい粘土地盤では長くて浅い基礎,密で固い地盤で…

締め固め度

路床、路盤、堤防やアースダムなどの締め固め状態の指標にしている。一般に、道路の盛土は締め固め度が90%以上になるように施工管理されている。現場乾燥密度を締め固め試験による最大乾燥密度で除して%表示したもの。

締め固めエネルギーが大なら

締め固めエネルギーを大きくすると最大乾燥密度は大きくなる反面,最適含水比は小さくなる.

非圧密非排水せん断試験(UU試験)

最初に加圧する時も,せん断時にも排水を許さない条件で実施するせん断試験.粘性地盤に盛土載荷した直後は,地盤の圧密が進行していない段階であり,増加する加重は全て過剰間隙水圧で受け持たれ,基礎として危険な地盤状況を予測する事ができる.

バイブロフローテーション

緩い砂地盤で,シルトなどの微粒分の含有量が30%程度までの場合に適用される地盤改良工法の一種。対象地盤に,バイブロフロットと呼ばれる棒状振動体を用い,先端から水を噴出させて振動させ,砂を補給しながら徐々に引き上げることによって周囲の砂地盤を…

地盤の液状化対策

物性の改良ー置換工法 粒子構造の固結ー地盤注入、混合処理 密度、平均主応力の増大ー占め固め(バイブフローテーション、サンドコンパクションパイル、ロッドコンパクション、動圧密、群杭、石灰石パイル) 有効応力の増大ー盛土工 有効応力の増大、飽和土…

最大間隙比,最小間隙比

相対密度(密度指数)を求めるために必要な間隙比の一つ。土の最も緩い状態(密な状態)における間隙比 最大が緩い時、最小が密な時です・・・一応